ジャズ的語法について

ジャズ
08 /29 2007
 前のブログで「コンセンサス云々」と書いてたのをもっと具体的に説明すると、その前提として「ジャズ的な語法」というのがある。例えば前回のライブで鳥取のピアノ・トリオの人達がやっていたように、「グレイター・ラブ」のテーマなどで、サビのところを一発気味にすると、その結果ベースがペダル風になって、必然的にドラムもそれに合わせた緊張感のある叩き方になるとか。ある程度前もって決めておくことも必要だけど、「こうなったらこうなる」みたいな引き出しは、やはり最低限はあった方がいい。それを増やす練習というのも大切ですなぁ。で、AABAの最後のAはドラムがハイハットでリズムを刻むなど、そうすることによって最初のAAと違うAが表現できる。曲をどうカラーリングしていくかが勝負だ。


 そのあたりの語法は、やはり聴いて学ぶしかないかな~。CD或いはレコードを聴きまくる、みたいな。そしてジャズのみならず、ほかの多くの音楽を聴くともっといいんじゃないだろうか。「ボサノバならこんな感じ」といった引き出しをたくさん準備していればいる程、より多彩な表現ができるというもの。聴くのも練習のうちですね。


 と、まぁ偉そうなことを言ってはいるけど、自分も全然できてない(笑)ただ聴くだけは聴いてきたので、例えばジャズ・スタンダードなら知らない曲は多分そう多くはないだろう(?)大抵のスタンダードは知っていて、どんなイメージかは何となく分かっているつもりだ。その割にはプレイに反映されない訳だけど(笑)


 とりあえず練習の中でも、曲のイメージというか、そんなのを具体的に言葉で話し合ったりできるといいなと思う。「いかに上手そうに聴かせるか」もテクニックの一つである。
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「なんぼ」場は増えど課題多し

バンド「なんぼなんでも」
08 /28 2007
 たまたま皆生の某旅館に行ってたら、社長が音楽好きで、音楽の話になり「ジャズやってるんですよ~」と言ったら、「バンド名は?」と訊かれて、「なんぼなんでも」と答えたら、「なんぼなんでもさんですか~」と驚かれてしまった。こっちの方が驚いてしまった(笑)この社長、とてもいい雰囲気の方で、たちまち「ロビーでライブやらない?」という話に発展してしまった。有難いことです。某ホテルからも演奏依頼を頂いて、珍しく活動の場が広がる気配のなんぼであった。


 しかし、それに伴い、演奏クオリティを上げていかなければいけないのも確か。25日ミラージュのような悲惨な演奏ではちょっと厳しいものがあるだろう。もちろん私も人のことは言えず、ここ数ヶ月にわたる長いスランプにどうにも困り果てている状況だ。各自が多忙な中、それぞれの課題と向き合っているのは分かるが、それ以前に、何というか、ジャズを演奏する上でのコンセンサスのようなものをメンバーで共有しないと駄目なんじゃないかと思う。


 鳥取の方々の演奏を聴いて改めて思ったのが「曲には形式がある」ということ。当然なんだけど(笑)A部分とサビ部分が同じ表現でいいハズない。あと「周囲の音を感じる」こと。これが「なんぼ」は弱い。弱過ぎ。とにかく自分のプレイに夢中になっていては駄目だ。周りを聴いてプレイしなきゃ。などと厳しい展開になったが、そもそもジャズは厳しいんである。譜面に頼らないということは、コードやリズムに対して自分が責任を持つということだ。


 かく言う私もマジでどスランプ。何とか乗り越えないといけない。いや参ったな

25日「ミラージュ」ライブ終わりました

バンド「なんぼなんでも」
08 /26 2007
 定例のミラージュライブが終わりました。何はともあれ、聴きに来て頂いたお客様に感謝です。演奏的には寒い場面も多々あり、次回はもっと良い演奏が出来たらと、「なんぼ」一同頑張ります。鳥取市から遠路はるばる来て頂いたピアノトリオの方々と、最後に一曲セッションさせてもらいました。素晴らしいピアノトリオですね!私達も鳥取の方にお邪魔しますね。合同ライブでもできたらと、ふと思いました。実は香住のセッションのようなことを考えていまして、大勢のジャズマンが集まってのセッション企画のようなものが出来ればと、漠然とそんなことを考えています。岡村君や姫野もどう?年一回ぐらいの集いのようなものが出来たらいいなと考えています。


 内輪の話ながら、二ヶ月前に「なんぼ」に加入したヴォーカルの新星・坂本恵津子は凄かった(笑)ライブを重ねるたびにステージの空気に慣れてくるとみえて、初めてのステージと比べると断然伸び伸びと歌っている。音感と英語の発音も良く、何よりもリズムに対するノリがいい。フレーズの終わりのビブラートのかけかたなど、チェット・ベイカーを彷彿とさせる。ちょっとこんな人いないかも知れない。伴奏陣がかっちりキメれば、非常にクオリティの高い音楽になりそうな気がする。


 9月の「なんぼ」のスケジュールです。「ミラージュ」と「成田屋」でライブをします。20日間、練習を重ねて臨みますので、ぜひまたお出かけ下さい。

ジャズの魅力について

ジャズ
08 /24 2007
 以前にも書いたかも知れないのですが、ジャズ演奏の一番の魅力は「即興演奏」するということでしょう。譜面に書かれた音楽よりも圧倒的に自由度が高い。自由にアドリブする。「自由にって言われても・・」と思われるでしょう。もちろん自由=出鱈目なんじゃなくて、そこにはある程度のルールがあります。外国語と同じですね。


 アドリブをするためにまず単語を覚えます。「ドレミファソラシド」から始まって、マイナー・スケール、ディミニッシュ、ブルース・スケール、ホールトーン・スケール、ペンタトニック、はたまたリディアン、フリジアン、ロクリアンなどなど。さらにコードの1、3、5、7、9、11、13度、フラット9、同13、シャープ9、11などなど、例えば「CMaj7」というコード記号を見た瞬間にざーっと指が反応するぐらいになれば、単語はマスターしたも同然です。これからさらにフレーズを・・などと言うと気が遠くなってきますね(笑)実際に非常に根気の要る気の長い練習で、この間は理屈抜き、マシーンに徹するしかないですね。ひたすら反復の日々。


 なんですけど、本当に大切な部分というのは、あるコードに対して自分の出した(これから出す)音が「非常に良い響き」か「非常に悪い響き」かを聞き分ける感覚なんだと思いますね。「良くもないけど悪くもない」ところまで分かるようになるともっといいですね。やはり調性音楽である以上は、この部分が非常に大切、というか初期の段階でアドリブを楽しめるかどうかは、この感覚に依るところが大きいと思っています。他の楽器の出した音にプレーヤーがどう反応するか。それがジャズの醍醐味であり、かつ理解しにくい部分ではないかと思います。それすらも放棄して「ジャズやってます」とは流石に言えないのではないでしょうか。


 逆に、この部分が理解できると、多分他の音楽を聴く際にも、十倍は楽しく聴ける筈です。音楽を構成する重要な要素であるハーモニーについては、最近リズムより軽んじられる傾向があるように思えますが、本当はリズムと同じぐらい大切なんですよね。演奏者にとっては、即興演奏の面白さをどう伝えていくかが重要なポイントになってくるのではないでしょうか。

「なんぼ」9月のライブ予定が決定

バンド「なんぼなんでも」
08 /19 2007
山羊



 ついに盆が終わってしまった。今年の盆はきちんと墓参りもできたし個人的には良い盆であった。あまりにも慌しい日常に忙殺されがちな日々だったけど、やはりこうした伝統的な行事を踏まえられると気持ちが落ち着く。また、暑い暑いと言いながらも、寒いより随分とましに思える。いつまでも日が暮れず、長々と外で遊んだ子供の頃の記憶が残っているせいか、今でも夏が好きだ。理屈ではなくて本能的な何かが、そう感じさせる。

 ちなみに今日、「大山トムソーヤ牧場」に行って動物達と戯れてきた(笑)いや~動物はいいなぁ。山羊、犬、羊、エミュ、モルモット、カンガルー、豚などが渾然一体となって放されているこの牧場も何だか動物園のような動物園ではないような雰囲気で面白かった。とりあえず写真は山羊。


 
「なんぼ」9月の予定も決まりました。最終的には
 9月15日(土)が境港市夢みなとタワー「ミラージュ」PM7時半開演。
 9月29日(土)が境港市「成田屋」PM8時開演。
 
 良いステージができればと思っています。


 盆中は休みだったので一日2~3時間のまとまった練習時間がとれた。ここ3日は例の大橋諭さんの教えを忠実に守って、チューニング・スライドを外して「F―――」、付けて「G――― 」を2時間ぐらい繰り返している。実に気の長い練習内容だが、少しでも上手くなりたいので、これからはこんな感じの練習をメインにしようかと思っている。しかしこれと同じような感覚でHi-Cあたりを吹くのは至難だ。1年後ぐらいに果たして何がどう変わっているのか。その変化に期待したい。「思いがあれば実現する」と信じて。

「なんぼ」のCDジャケット写真展開催中!

バンド「なんぼなんでも」
08 /17 2007
「なんぼ」CDジャケット写真展





 な、なんと、「なんぼ」のCDジャケット展が開かれている(笑)大掛かりなものではありませんが「音楽と写真とデザインと」という4人展で、会場は米子市役所向かいの山陰合同銀行米子シティ出張所内展示スペースです。期間は今月19日まで。カードでお金を引き出される際には是非同所までお越し下さい。ついでに「なんぼ」のCDジャケット展を観て頂けると有難いですね。


 実は2006年3月に結成以来、「なんぼ」はすべてのライブ音源をCD化している。プロデューサーは広報部長の岡雄一(ts)。MDに録音した音源をパソコンで編集し、CDにしている。これだけでも結構大変な作業なのだけど、さらに表と裏のジャケットを作る作業が加わる。現在、ライブのペースは月1~2回なので相当に骨の折れる作業に違いない。このCDはリクエストされた方に配布しているようだ。広報部長の面目躍如である。


 この一連のアルバム、内容的にはもちろんまったく至らないものだが、聴き返すとバンドとしての足跡が辿れて、内輪では結構楽しめる。何事も一年経つと、それなりの歴史のようなものが形成されるからえらいものだ。それがバンドの楽しみでもある。一方で長く続かないのがバンドの悩みでもあって、大抵の場合少しでもバンドを負担に感じた時点で、ほどなく大きな亀裂となって表面化するものだ。負担というのは音楽的方向性の違いからくる精神的負担も含めて。にもかかわらず、初期のモチベーションを保ったまま現在も「なんぼ」が存続しているのは、①それぞれが音楽に対して真面目②メンバーのキャラがかぶらない③他人を罵らない④いばらないからだろう。組織的に見ると理想的なバランスだと思う。あとは技量だけか(苦笑)一番有難いのは、そんな「なんぼ」を聴きに来て下さる皆様の存在。どれだけ励まされているか知れない。今後も変化する「なんぼ」を暖かい目で見守ってやって下さい。


 9月のライブ予定更新しました→


 
 「なんぼHP」8月のレコメンCD追加しました。

広瀬謙一のドキュメンタリー映像を観る

バンド「なんぼなんでも」
08 /15 2007
 「なんぼ」でアルト・サックスを吹く広瀬謙一が、実は十五年前にフジテレビの特番に出演していることが判明。13日、その極秘ビデオの上映会を内輪でやった。というか、主役じゃないですか。


 都心に近い場所で楽器のリペアをする広瀬氏が、ボロボロの楽器から感動的なメロディを奏でるベトナムのクラリネット奏者の演奏を聴き、「ベトナムで楽器をリペアしたい」と思ったところから、ストーリーは始まる。わ、若い(笑)雰囲気は今と同じだけど、頭髪の部分などが若い広瀬謙一であった。


 番組はドキュメンタリーで、広瀬氏がベトナム行きの決心を固め、準備するあたりから、本人のインタビューを交えながら進行する。「ベトナムの国立音楽院であるにもかかわらず、楽器はボロボロ。『何とかしたい』との思いから貯金して、自費でベトナム行きを決めた」とナレーションが入る。広瀬氏らしいなと、一同頷く。


 それからベトナムに渡った広瀬氏は、同音楽院の多くの奏者が真剣に見つめる中、次々と楽器を修理し始める。ファゴットを吹く姿も映し出されびっくり。いや~ホンとに何でも吹かれますな。改めて凄い人だ。


 この時の話は飲み会でもしばしば聞いていたが、実際に映像を観ると、何だか不思議な感じがする。最も印象的だったのが、街角の民族楽器店で縦笛を吹いているシーン。店にいた地元の人といつしかセッションみたいになっている。もともとジャズ向きなのではないか。この縦笛が妙~にはまっていて可笑しかった。このシーンと双璧を成すのが「中学生の広瀬謙一の写真」だ(!)ひゃー、何と中学生の広瀬謙一がアルトサックスを吹いているセピア色の写真がど~んと映し出される。りりしい(笑)


 う~む、この人はただ者じゃない(笑)「なんぼ」の中では精神的支柱として敬愛される同氏だが、改めてそのオープンマインドに感服。同じバンドで音楽を創っていけることがラッキーだ。個人的にも「音楽する心」とは何かを考えさせられた次第である

百回聴けるアルバムを聴きたい

ジャズ
08 /10 2007
 特に時間を割いて深く研究している訳ではないけど、1980年代以降の音楽と、それ以前の音楽では質感というか、思想が異なるような気がしている。80年代の日本の印象的な出来事といえば、85年に電電公社が分割民営化され、翌年には国鉄が解体された。この頃、経済的にはバブルの真っ只中。今思い出しても正気の沙汰では無い事業・生活様式がはびこっていた。ときの首相は中曽根康弘(82―87年)で、この頃から軍事的・経済的に露骨にアメリカに協力姿勢を打ち出すようになったような印象を受ける。米レーガン~中曽根協調路線は、後のブッシュ~小泉を思わせる。アメリカ協調路線を推し進める首相は、経済的には規制緩和など、自由主義的発想に基づいた政策に走る。個人的には、そうした中で経済構造の変容が音楽、いや音楽産業に強い影響を与えているんじゃないかと推測する。



 1960年代後半から1970年代初頭にかけてのアメリカの音楽は、ベトナム戦争のカウンター・カルチャーとしての色彩が強く、より内省的な、いわば思想を持った曲などが多く創られた。当然、日本もその影響を受け、フォークなどの思索的な音楽が流行する。音楽的にはメロディを重視した曲が趨勢を占めている。


 80年代に入ると、音楽を取り巻く様相は一転。レコード媒体からからCD媒体への移行、シンセ音源の普及、アイドルの誕生などなど、よりポップな方向にシフトしていった。今で言うグローバリズムのさきがけとなる中曽根政権の政策によって、企業の利潤追求の姿勢が明確に肯定されるようになったのもこの頃ではないか。アメリカにおいては既にもっと以前からそうした傾向が見られる。


 アイドルの誕生は象徴的だ。それまでは、いくら商業音楽といえど、ミュージシャンを主体として音楽が成り立っていた(例え表向きでも)。だが、アイドルは、そのネーミングからして開き直ったもので、偶像、いわばコマーシャリズムによって仕掛けられたイメージの世界が主体となって物事が展開する。このあたりからレコード業界・プロダクション・テレビを中心とするメディアが一体となった動きが顕著になってくる。ミュージシャン=商品というスタンスだ。


 こうなると需要に見合ったイメージを維持できなくなったミュージシャン、歌手は必然的に用済みになってしまう。まるでコンビニ弁当のように、次から次へと新商品が出されては消え去っていく。経済原理に組み込まれてしまったのだから仕方がない。


 そもそもミュージシャンというものは、己の存在自体が香り立つようなイメージを放っているものである。イメージとは生き方そのもので、それが音となり聴く者を魅了する。本来、戦略によって作られるものではない筈だ。チェット・ベイカーのようなミュージシャンは二度と現れず「チェット・ベイカーの再来」ばかりが多産される昨今のジャズ・シーンは、いかにも寂しい。個人的にはミュージシャンの容姿なんかはどうでもいいんで、せめて百回は聴くに耐える音楽商品をリリースして欲しいものだ。

4日間のジャズDAYSが始まる

ジャズ
08 /09 2007
 な、なんと「松江城国際ジャズフェスティバル」のチケットが当たってしまった。


 同フェスティバル、今週金曜日から日曜日まで松江城を舞台に3日にわたって繰り広げられるジャズ・フェスティバルなんだけど、このうちの11日(土)分のチケットプレゼントに妻が応募したところ、運よく当たってしまった。中海テレビさん、有難う(笑)もともと12日(日)のチケットは前売りで購入していたため、週末はジャズ三昧である。


 今回最も注目しているのがエディ・ヘンダーソン(tp)。一度出雲のレストランで生を観たけど、本当に凄かった。この時エディ・ヘンが吹いていたセルマーのトランペット、コーラス80Jサテン・ラッカーを思わず一週間後に買ったぐらいだから相当なインパクトだ。再び生で聴けるとは嬉しい。



 ほかにも同じトランペッターとしては松島啓二氏も気になるところ。米子市「いまづ屋」で大西順子コンボの一員として演奏していたのを聴いたことがある。あともう一人、トランペッター大橋諭氏も大いに気になる。この方、ニューオーリンズでハリケーン・カトリーナに被災したのも凄いが、バークリー音楽院のパフォーマンス科を出ているというのも凄い。ニューオーリンズを放り出された後は、トランペット一本携えてニューヨークに。現在同地で活躍中という。いかにもジャズマンらしい経歴に期待が膨らむ。プレイを聴くのが楽しみである。



この二日は水の都で耳を皿にして音に埋もれよう。


 それでもって今日は「なんぼ」の定例練習。明日(金)は「なんぼ」の納涼会(要するに飲み会なんだけど)。ジャズ地獄音楽漬けの4日間となりそうだ(笑)


 「なんぼ」納涼会はメンバーの福利厚生を考慮した(?)定例行事で、打ち上げ以外の飲みイベントとして毎年忘年会とともに行っている。納涼会の場合、一昨年は大山のレストラン、昨年は南部町のコテージを貸し切ってと、涼を求めての場所決めが通例だが、今年は朝日町のド真ん中にした。金曜日の夜、街角でメンバーを見かけたら「飲み」のことを「飲みニケイション」と言うのが誰であるのか当ててみて下さい。


 松江城国際ジャズフェスティバルの模様は、後日リポートします。


 To姫野:ヘプバーンのコメントまた見てくれ

「なんぼ」改めてメンバー紹介します㊦

バンド「なんぼなんでも」
08 /08 2007
 メンバー紹介の続きをすると、リズムセクションのうち、ピアノの田中啓三は、「なんぼ」の要であろう。「ふるさと」「七夕」「椰子の実」など、「なんぼ」童謡シリーズの編曲を手掛けるほか、独自のピアノスタイルを追究するミュージシャンだ。4管の編曲を描くこと自体、アマチュア音楽界ではそういないんじゃないか。「何が出てくるのか分からない」と言わしめるプレイ。一緒に演奏しているこっちだって分からないのである(笑)


 MCのたびに言っているのでいい加減に殴られそうだが、ベースは、何と、スラッガー(死語かな)松井秀喜と同姓同名を語る松井英樹である。バットをベースに持ち替えての登場だ。山陰では数少ないウッド・ベースの弾き主。好きな食べ物はカルボナーラ。と、これ以上言うとマジでやばいのでやめとくけど、とにかくジャズの要はベースなのだ。ジャズがスウィングするかどうかはベースマンにかかっていると言っても過言ではない。「なんぼ」のリズムの要。独自のライン構成で「なんぼ」のボトムを支える。


 ドラムの飯田恭之は、これも最近のMCではすっかり定番となっているが(笑)略歴が凄い。何しろ数ヶ月前までヘビメタのドラマーだったのである。しかも一人だけ普通の服装で叩いていたというのだから、そっちの方が驚きである。本人曰く「ジャズがやりたかった」のだと。しかしながら、あれだけドラマーを探しても見付からなかったのに、こんなテクニシャンが近くに存在していようとは、まさに灯台もと暗しだ。某楽器店で貼り紙を見て「なんぼ」に加入。「なんぼ」向きのキャラで十年前から既にメンバーだったような錯覚を覚える。もちろん十年前に「なんぼ」は存在しない訳だが・・


 とまぁ、以上の八人が最近のレギュラーメンバーとして定着している。大体バンドたるもの、五人いればそのうちの二人ぐらいとは気の合わないケースが多いのだが、現在の「なんぼ」は不思議と気の合うメンバーが集まってしまった(いいことです)。それでいて音楽的にも真摯なので、絶妙なバランスで成り立っているのだと言える。ちょっとこんなの無いだろう。その点は自慢できるんじゃないか。音楽的にどこまで発展できるか。内輪ながら、そんなわくわく感を感じつつ練習、ライブをやっています。今後に乞う御期待願います。

「なんぼ」改めてメンバー紹介します㊤

バンド「なんぼなんでも」
08 /06 2007
 何だかんだで昨日5日から中海テレビ「Music on stage」でなんぼが放映されています。放映スケジュールは次の通りです。
 

そう言えばこのブログで「なんぼ」のメンバー紹介をきちんとしていなかったような気がする。盆を前に、せっかくだからメンバー紹介でもしてみようかなと思います。


 そもそも「ジャズをやってみたい人が実際にやれる場を作る」というのが「なんぼ」の始まりな訳だから(今でもそうだけど)、基本的にジャズ歴の浅いメンバーが多い。お馴染みの(笑)フロント陣から紹介すると、トランペットの清水理恵は、ジャズ歴4年。私の知る限り、普段殆どジャズ的な練習をしないくせに、何故かジャズ的な即興が出来てしまう天才肌の人間である。ハーモニー感覚など、しばしばびっくりするようなセンスを見せてくれるので焦る。頼れるソロイストであり「なんぼ」の総務課長であり、様々な意味でバンドの柱でもある。


 アルトの広瀬謙一は、実はマルチ奏者でもあり、フルート、バスクラなどで「なんぼ」のサウンドに彩りを添える。楽器を「鳴らす」「歌わせる」ことに関してはおそらく日本でも屈指のレベルであろう。それもそのはず。過去にサックスアンサンブルでコンクールに出場し、何度も全国大会金賞に輝いているのだ。1年前からジャズに目覚め、性格的にもジャズ向きとみえて、一気にアドリブの世界にはまる。飲み会トークもピカ一。


 テナーの岡雄一は、もともとサッカーマンだったが、3年前から突如テナーを始める。実は一般的に思われているように音楽とスポーツは対照的なものではない。それどころか、楽器を吹く行為はスポーツそのもの。そんな体力的タフさと、ジャズリスナー歴数十年という経歴がマッチして、めきめきと腕を上げる。そのフレーズは正に「山陰のウエイン・ショーター」。「なんぼ」の広報担当でもある。


 歌姫・坂本恵津子が「なんぼ」事務所、もといスタジオにデモCDを持って来たのは一ヶ月前のことだった。「これがあたいの魂さ・・」などとドスの効いた声で一同を震え上がらせた。という訳ではないのだが、そのデモを聴いた「なんぼ」の面々は震え上がってしまった。「これ、売れるで」。思わず市販用のタグをセットしたくなるようなクオリティ。きちんと英語を発音し、音感も抜群。「なんぼ」は三つ指ついて「嫁にきてくれ」と懇願した。う~む、だいたいこれだけ曲を知っている人も珍しい。


 もう一人のトランペットの岡宏由紀は、山陰のチェット・ベイカーを目指しながら軽薄なMCですべりまくり、本来のシリアスなキャラが完全に崩壊してしまった。芸能歴20年。山陰でも米子市、松江市、境港市を中心に様々なバンドで数多くのライブを展開してきた。「ジャズはライフワーク」。一発のアドリブに賭けている。


「なんぼ」HP、ライブ写真UPしました。

jazz bird

ライフワークはジャズ・トランペット。好きなトランぺッターはトム・ハレル、チェット・ベイカー、パオロ・フレス、市原ひかりさん、山本ヤマさんetc.夏の海が好き。