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トランペット~セルマー・コーラス80J

トランペット
05 /06 2007
 セルマー・トランペット コーラス80J
 

 セルマーといえばサックス。それほどサックスが有名なメーカーなのだが、実はトランペットも製造している。それも、かなり以前から。ルイ・アームストロング、ハリー・エディソンが使っていたし、チェット・ベイカーが60年代に使っていたフリューゲルホーンもセルマー。たまに中古楽器店でオールド・セルマーを見かけるが、つくりの良さは抜群だ。

 このコーラス80Jは比較的最近のモデルで、最新ラインナップの「コンセプトTT」の一代前のモデル。出雲のレストラン「味巣亭」でエディー・ヘンダーソンがライブをした際にこの楽器を吹いていたので、思わず翌日に注文した。それほど衝撃的なプレイだった。何しろ音が無茶苦茶ダーク、なおかつ太い。CDで聴いてファンになったが、実物はもっと凄かった。フリューゲルホーンを思わせるような暖かなサウンド。一糸乱れぬフィンガリングといい、人間がトランペットをこれほど簡単に操れるのかと驚いた。もしかしてこの楽器を使えば、エディ・ヘンみたいに吹けるのかも知れない・・・

 そんな訳ないが、トランペッターとは基本的に単純な人種である。巧く吹くためなら家の権利書すら手離しかねない人種なのだ。で、東京の楽器店から二本ほどコーラス80Jを取り寄せて、明らかに抜けの良かったものを購入した。

 一見ノー・ラッカーのようにも見えるが、サテンラッカー仕上げになっている。一本支柱でスクエアクルーク、ボトムキャップもヘヴィータイプのものを使っていて、全体的に重量感のある仕上がりだ。楽器本体の存在感も抜群だが(よくモネと間違えられた)音も凄くダーク。エディ・ヘンとはいかないまでも、この楽器にしてあの音ありと納得した。ダークの大御所、マーチン並みのダークさ、それでいて芯のしっかりしたぼやけないサウンドは、かなり特殊。ジャズ・コンボを意識して作られただけあって、かなり偏った方向性を持っている。人によっては好みの分かれるところだと思う。個人的にはかなり好きな部類。しかしながらLボア。Lボア故にウォームで太い音なのだが、その分多少キツい感じもある。MLボアでこの雰囲気は出せないものだろうか。或いは細管でオールド・マーチンのようには仕上がらないものか、と思う。

 かれこれ3年ぐらい使ったんだけど、諸事情によりあまり使わなくなってしまった。エディ・ヘン本人は今でもコンセプトTTを使用し、独自のダークサウンドで異彩を放っている。楽器選びのポイントはまず自分がどんな音を出したいのか、どんなプレイをしたいのかが肝心だ。

 
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jazz bird

ライフワークはジャズ・トランペット。好きなトランぺッターはトム・ハレル、チェット・ベイカー、パオロ・フレス、市原ひかりさん、山本ヤマさんetc.夏の海が好き。

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