ジョー・ザヴィヌルが死んだ

ジャズ
09 /14 2007
 安倍晋三が辞めたのには驚いたが、ジョー・ザヴィヌルが死んだのにはもっと驚いた。一面トップ、と思いきやTV欄裏の死亡記事だった。いやはや、これでウェザー・リポート再結成の可能性は〇%となってしまった。時代は確実に変わってるんだなぁ。


 近年ジャズの巨匠と呼ばれる人たちが次々とあの世に逝ってるのだが、残された巨匠といえば、ジャズ世界遺産のソニー・ロリンズ、動くジャズ伝説のウエイン・ショーター、ジャズ・ゾンビのフレディー・ハバードなどなど、随分と少なくなってきた。あと三十年もすれば、ジャズ自体どうなっているんだろう。マイルスを知らないジャズマンが出てくるかも知れない。ウイントン・マルサリスがバップの始祖などと信じる者がいるのかも知れない。ジョー・ザヴィヌルはワン&オンリーのアーティストだっただけに非常に残念だ。合掌。


 それにしても安倍の降板にも、ザヴィヌルほどではないけど驚いた。「無責任」「意味不明」、はたまた「お坊ちゃん」など、嵐のような非難が浴びせ掛けられている。「お坊ちゃん」って、小泉、麻生、谷垣だって充分にお坊ちゃんな訳で、何も安倍に限ったことではない。TVではいきなり香山リカが出てきて「急に何もかも放り出したくなった心理状態」と状況説明のような分析にならない分析をしていて、思わず笑ってしまった。しかしなんぼなんでも、いくら安倍が無責任とはいっても、今回のように歴史的に語り草になるであろう辞め方をしたことには、どうにも違和感を覚える。このことによって後世に汚点を残すことは明らかで、安倍のようなタイプの人間はそれを人一倍嫌うような気がする。むしろ今辞めなかったら、後々もっと汚点を残すことが明らかになったから、このタイミングで辞めたと考える方が何となくしっくりくる。個人的には。


 そもそもあれだけ次々と現職大臣にスキャンダルが発覚したのも異例。今回の大臣が特段悪だったかといえば、そんなことない訳で、これまでの大臣も似たり寄ったりの中で今回だけ、というのも非常に不自然。リークされまくりと考えるのが自然ではないか。辞職後には石破が例の気持ち悪いやぶにらみを利かせ、さんざんな非難を浴びせていたが、この辺の連中も、事を運ぶに当たって手段を選ぶようなタイプとは思えないので、地雷を仕掛けるのに一枚かんでいるのか知らん。


 驚き、あきれたのが小泉再登板を求める党内若手議員の声だ。いや~先の選挙で大敗して自民党の構造改革路線が否定されたとは思わんのかね。飽くまでも敗北はツキがなかったと考えている彼らの胸の内が透けて見えるようで、失笑を禁じ得ない。どこまでも庶民感覚とは乖離した感覚の人達なのだなぁと、改めて思った次第。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

 ジャズの世界はいってみればバッハやベートーベンみたいな人たちがまだ生きているという珍しいジャンルである。しかし2-3年に一人ずつ偉大なアーティストが亡くなっている。彼らの業績に敬意を表し、今後のジャズの発展にも期待したい。

 ところで政治についてですが、ほんと足の引っ張り合いで音をたてて崩れていってますね。政治と金問題なんて調べれば殆どの野党の政治家にあるに違いないわけです。多分統計学的な手法で専門家が解析すれば十分証明できると思います。
 どちらの味方というわけでもないですが、それこそあんなに身元の怪しげなことが始めから分かっている「さくらパパ」を議員にした民主党の任命責任って無いんだろうかとも単純に思います。政権をとる為の政治活動には国民もあきあきしてきていると思いますね。
 芥川龍之介が「珠襦の言葉」のなかで「床屋政治家のほうがよっぽど良い政治家である」との趣旨の内容を書いていた気がする。全く同感である。

チルドレンさんはチルドレンさんで大変なんだろうな。
なにしろ、衆院選挙のちょっと前までは何も考えていなかったのに、急きょ担がれた御輿に、わけのわからないうちにまんまと乗ってしまい、何の信念も覚悟もないままに、小泉某の常軌を逸脱したゴリ押しの勢いに乗って議員になってはみたものの、こんどはそのときに蹴落としたはずの議員が自民党に続々と復党して自分の最大のライバルになったりするものだから、いま非常に分が悪い状況であって、きっとパニックに陥っているんだろう。
で、政策に対する考えなどもあまり持ち合わせてはいないので、とにかく教祖さまの再当番で起死回生を図ろうと…。自分が使い捨てだということにも気づかずに、だ。いや、気付きたくないのかもしれないな。踊り続けないと死んでしまうのかな。いやはや…。

 改革路線を国民から否定されたと一体どれだけの議員が認識しているんだろうか。チルドレンやタレント議員に血税が流れているのかと思うとどうにもアタマが痛い。しかし最近の政治はほんと出来の悪いコメディみたいだな。

あの日の新聞では私もザヴィヌル逝去が一番の記事でした。
安倍氏はあの歳になってまだ人を見る目がないようで少し残念だ。やめてよかったよ。

ただ、ザヴィヌルをバップとかの路線と同じに見ていいのかい?
私はザヴィヌルの血はクラブジャズに色濃く受け継がれたと思います。
常に彼らは新しいサウンドを追い求めていたはずだし、新しい音を見つけてきた。
今のジャズをやっている人にそういうことをやっている人がいるか疑問。
秋吉敏子も日本の楽器を自然にジャズに溶け込ませていたし、時代の流れにそって新しいものを吸収して行っている。
クラシックはあの音以外に足すものも引くものもない状態が完成品だと思う。
ジャズはアドリブがメインである以上、常にバージョンアップが可能な音楽だと思う。しかも単純な構成なら尚更。
ただし、たまに「これは完成品?」というものもある。それは生き続けるのではなかろうか?

 なるほどな。クラブジャズに受け継がれているのか。もともとバップとは異なる立ち位置で音楽を創っていた人だと思うし、そういう意味でも希少な存在だった。それだけに残念。
ジャズはバップが、即興のフォーマットとして完成され過ぎているだけに、その心地良さに安住してしまった感がある。モード、フリーなど、その中でコードも相当にオープン化し、およそ考え得るものは出尽くしたのかも知れない。結局のところ、今までのメインストリーム・ジャズの発想としては、いかにコードから自由になるか、言い換えればバップから逃れるかがポイントだったのではないか。このことを含めて「バップの呪縛」とも言える。新たな手法は案外音楽から離れたところにヒントというか、きっかけがあったりするのかも知れないな、などと思う今日このごろ。

ロイヘインズ(Ds)ってまだご存命でしたよね??…仙人みたいな人ですよね。

 そうですね、ロイ・へインズは生きてますよね!凄い。チャーリー・パーカー・クインテットのレギュラーだった人が21世紀を生きてるだなんて信じられません。こうなるともう、とりあえず長生きして下さいとしか言えませんね~

トラックバック

小泉 再登板

【EXSHOT】 オープン記念!2ショット半額キャンペーン! 9/10(月)~9/11(火)期間中、2ショット機能を半額でご提供致します。(続きを読む)【DXライブ】ヤリ台国の痴弥呼の不思議な世界 9/8(土) 6AM~9/13(木) 6AMいきなり両手を縛られて、とんでもなくHな痴女に・・・もれ

jazz bird

ライフワークはジャズ・トランペット。好きなトランぺッターはトム・ハレル、チェット・ベイカー、パオロ・フレス、市原ひかりさん、山本ヤマさんetc.夏の海が好き。