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ジャズバンド「なんぼなんでも」のこと①

バンド「なんぼなんでも」
05 /08 2007
 そういえば「なんぼなんでも」のメンバーについて、このBLOGではまだ触れていないので、「なんぼ」についてちょっと書いてみようと思う。

 話はさかのぼるけど、2004年3月、それまで組んでいたクインテットを解散した。「O・Oクインテット」という二管のジャズ・バンドだったが、レコーディングを最後に解散という謎の最期を遂げたグループでもある。で、アルトを吹いていた岡村君とぶらぶらしていたら、ピアノの田中啓三君に出会った。それならバンドでもつくろうと「ジャズ三人どうし」という名で、超変則コンボを結成。何回かライブを敢行した。で、これから本格的にという時に急遽岡村君が東京に行くとの爆弾発言をして、私は途方に暮れてしまった。それが2005年正月のことだ。「じゃ今年のバンド活動の話でも」と新年会を兼ねた飲みの場でいきなり「3月から東京に」と言われても・・・「バンドとは海辺の砂上なりけり」とは詠み人知らずの名句だが、まさにその通りと実感した。

 そんな折、むくむくと成長するトランペットのしみずりえ(現・なんぼ)を岡村君の後釜に据え、なんとかかんとか体裁を整えていたが、2005年暮れごろに、翌年3月の境港市文化ホールの「サロンコンサート」の日程が決まり、いよいよバンド結成に向けた動きが加速する。参加を躊躇しまくるテナー・マンの岡雄一氏も正式加入し、3管揃った。とどめに大山山中から捕獲してきたヴォーカルの種田さとみを加えて、濃いバンドになった。「なんぼなんでも」を名乗り始めたのはこのステージからである。この時点で現メンバーは私と田中氏、岡雄一氏、しみずりえの四人。童謡「椰子の実」などをなんぼ流にアレンジして演奏した。「椰子の実が浜辺に流れ着くまでのストーリー」を各自プレーヤーが思い描きながら、その絵を音にするのがなんぼ流。ピアノのコード(カンバス)の上に、即興で思い思いの絵を描く。二度と同じ絵は描けない。考えてみたら凄いことだ。どんなにサエない瞬間だって二度とない貴重な瞬間に変わりはないのだ。

 それから数ヶ月後、アルト・サックス・プレーヤーに広瀬謙一氏を迎え、ついに4管になった。ここまでくるとどうしても緻密なアレンジが必要になってくる訳だが、緻密なアレンジを一手に引き受けたのが田中啓三氏だった。毎週きちんとスコアを書き上げてくること自体驚異的なのに、既成の曲に対してもまったく独自のモチーフをハーモナイズしたものを提示してくるから恐ろしい。

 なんぼのコンセプトは、とにかく今その瞬間を音にすること。別に楽器じゃなくても良くて、詩の朗読でも全然構わない。洗練されるまでにじゃあ声は出さないのか、ということを常々考えている。あと、自分たちに歌うべき歌があるのかということも。
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jazz bird

ライフワークはジャズ・トランペット。好きなトランぺッターはトム・ハレル、チェット・ベイカー、パオロ・フレス、市原ひかりさん、山本ヤマさんetc.夏の海が好き。

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