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東京JAZZを堪能

ジャズ
10 /19 2007
 4日間にわたってNHK-BSで放映された「東京JAZZ」が今夜で終わった。考えてみると凄いメンツ。毎回(3日目は見逃したけど)見どころはあったが、改めて思ったのが外人の身体のデカさだ。世のメタボリック予防ブームをあざ笑うかのようにデカい。ひたすらデカい。トランペットはコルネットに、テナーサックスはアルトサックスに、どの楽器もひと回り小さく見えるのだ。マジで。やはりそのパワーというか、身体の容積は、こと管楽器吹奏に関しては間違いなく有利だと感じた。

 最終日の今夜はマイク・スターン・トリオに小曽根真が加わったカルテットが最初の聴きどころだった。個人的にはマイク・スターンってハードロックの兄ちゃんみたいな風情であまり関心がなかったのだが、今回演奏したマイナー・ブルースを聴いて、そのテクニシャンぶりに圧倒された。フレーズのキレ、スピード感が尋常じゃない。30コーラスぐらいアドリブしたのではないか。尽きないアイデアが羨ましい。



  また、小曽根真も凄かった。なんだか音とかフィーリングが日本人離れしている。ノリやキレも含めた演奏の雰囲気が、外人の中にあってまるで違和感がない。初日に披露したオリジナル曲の独自のセンスといい、日本が世界に誇るジャズ・ミュージシャンの一人だ。  



  3セット目で登場したのが、な、なんとベニー・ゴルソン。79歳というのだからびっくりだ。よれよれでも不思議ではない年齢なのに、テナーサックスを吹いている。こうなると「テクニックが」「フレーズが」などと野暮なことを言う次元ではないだろう。なにしろリー・モーガンと共にジャズ・メッセンジャーズ黄金期のフロントを務めた人である。クリフォード・ブラウンと親友だった、という人なのである。まさにジャズ界の人間国宝にふさわしい巨匠だ。  そのベニー・ゴルソンがインタビューでは「まだまだ新しいことを取り入れて上達したい」と語っていて感動した。一生ジャズ道。探究心未だ衰えず。見た目60歳代に見えるのも、そのあたりが作用しているのかも知れない。  



  ステージでは「ウィスパー・ノット」「クリフォードの思い出」「ブルースマーチ」などスタンダード化したオリジナルを演奏していたが、自ら「25歳で亡くなったクリフォード・ブラウンというトランペッターを思って演奏します」とアナウンスして始めた「クリフォードの思い出」が泣けた。いやはや、ジャズの歴史を背負ったジャズマンの存在感は半端じゃないな。それにしてもこの人、ステージでいい顔している。  



  という訳で想像を超える楽しさだった「東京JAZZ」。来年も観てみたいものだ。

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コメント

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キャノンボール・アダレイのアルトサックスは小さいのかと思ってました(笑)

じつはカーブドゥ・ソプラノだったりして。
それはさておき、マイク・スターン。私もこれまでは、見た目で、「ああ・・・」くらいにしか思っていませんでしたが、画面に釘付けになりました。
早吹きの苦手な私は、汲めども尽きない早弾きに圧倒されてしまいました。
ギブソンのフルアコとかではなく、フェンダーのテレキャスターみたいなやつでジャズやってる。こんなサウンドでこんな歌い方もあるのだと、昔のジャズ一辺倒の私は感心させさせられました。
ゴルソンは歳のせいか、音の力が弱くなっているのではないかと思わせられましたがジャズクラシックスなエッセンスが凝縮されていて、やはりこういうのは安心して聴けますね。なんというか、説得力みたいなのがある。こうありたいがこうならない。

 ゴルソン、ちょっとつらそうなシーンもあったけど、79歳でテナー吹いてること自体が驚異的。いやしかし、マイク・スターンとか見てるとフレーズ練習もしなければなと思ってしまう。「楽器の練習」で「音楽のための練習」までいかない現状に危機感。。

 ソニーロリンズを含め高齢ジャズメンの演奏している姿は、オーラを感じます。ステージに立っただけで全てを物語っている程の力があります。
 そういえば、以前サテンドールという店で飲んでいたら、隣にどこかで見かけたことのある人が座ってきた。ハウスのひとが「今日は小曽根さんが来てくれたので、」との紹介があった。そう、隣の人は小曽根真だったのだ。一曲セッションとなったが、素晴らしい演奏だった。今は無きブレッカーもそうだったが、小曽根真もアルバムを出す度に上手くなっている。特にクラッシックに傾倒してからは音が格段に深みが増した。爪のあかを煎じて飲ませて頂きたいくらいです。

 激動のジャズ黄金期を生きてきたミュージシャンはやはり感じてきたものが違うんじゃないかと思う。ソニー・ロリンズに至っては19歳で若き日のマイルスのアルバムでデビューしたのだから、ひえ~である。同世代のカリスマがチャーリー・パーカー。笑うしかない。小曽根真とセッションとは羨ましい限り。いい経験でしたね。

jazz bird

ライフワークはジャズ・トランペット。好きなトランぺッターはトム・ハレル、チェット・ベイカー、パオロ・フレス、市原ひかりさん、山本ヤマさんetc.夏の海が好き。

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