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トランペットの奏法研究~楽器篇

トランペット
01 /26 2008

 さて、そんなこんなでマウスピースが決まったら次は楽器の選択をしましょう。以前も書いた通り、最近は低価格の楽器でもかなりクオリティが高く、ピッチ面でも随分と良好なものが多いと思います。基本的には予算と相談しつつ、自分の好みの楽器を購入するのがベターだとは思いますが、その際に、楽器の重量には気を付けた方がいいのではないでしょうか。

 

 

 「なんぼHP」2月予定UPしました。

 重量別で大きく分けると、一般的にトランペットは軽い順に「ライトウエイト」「標準」「ヘヴィータイプ」のものに分類されます。「ライト~」はヤマハ・ボビーシュー・モデル、エリック・ミヤシロ・モデル、昔のベンジ、カリキオなど、「ヘヴィータイプ」がモネやインダヴィネンなど。では「標準」は何かと言えば、これが難しい。一般的にはバック、ゼノあたりの重量が標準と考えられていると思いますが、私自身は「やや重」と捉えています。

 

 

 それはともかく、「ライト」「ヘヴィ」の場合ではマウスピースのバランスもそれなりに必要となってくるのでやっかい。私の考えでは「ライト」の場合、やや小さめの、浅いカップのマウスピースが最もフィットすると思います。軽いが故に、オーバーブロウすると、息の量が楽器の許容範囲をいとも簡単に超えてしまいます。トランペット全般に言えることですが、楽器を「鳴らす」というよりも、「身体に共鳴させた音をトランペットを通して増幅する」というイメージが大切なのですが、「ライト」の場合、結構シビアに鳴らし方が求められるので、大きく深いマウスピースとは相性が悪いと考えています。80年代のフレディ・ハバードはカリキオのフレディ・モデルを使っていましたが、映像などで観ると、かなり息を吹き込む奏法のフレディ。楽器が許容範囲を超えているとの印象を受けます。70年代のコーン・コンストレーションを使っていた時は楽器がきちんと息を受け止めていたと思います。結論を言えば、「ライト」は、「トランペット吹奏に向いた唇・歯型の保持者で、なおかつ理想的には太目の体型のプレーヤー向け」の楽器ではないでしょうか。

 

 

 一方「ヘヴィー」は、インダヴィネンの「スタジオ」や「シルバーアート」など、普通のマウスピースで吹きこなすのは無理。「モネ」もマウスピースがヘヴィー・タイプであるのも、それなりのバランスがあるからに他なりません。バックのボトム・キャップをヘヴィー・タイプのものに変えるチューンも一時流行しましたが、楽器のバランスが崩れ、鳴りが悪くなったのを記憶しています。結局のところ、「ヘヴィー・タイプ」の楽器もマウスピースのマッチングが難しく、アトリエでシグネイチャー・モデルをこつこつと開発できる環境にある方以外は、避けておいた方が無難でしょう。

 

 

 マウスピース篇でも書いた通り、自分の身体的特徴を客観的に踏まえた上での楽器選びが大切です。要はどれだけ効率的に楽器を鳴らすか。西洋人と日本人では身体の特徴が違うことを認識しなければいけません。

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コメント

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 私見ではありますが、サックスの場合は結果重かったり、小ぶりで軽かったりすることはありますが、あくまで結果であって、マウスピースの互換性は高いですね。以前、金メッキのサックスを試奏したことがありますが、流石にこいつは重たかったです…。
 トランペットは構造がシンプルな分、物理的なバランスがシビアに要求されるのかもしれません。最終的な音作りは身体的な要素が大きいのは共通のことのようですが。
 表面的な話で申し訳ありませんが、トランペットの場合、個性的な外観を有しながらも、品良く芸術的な逸品が多くあり羨ましいです。サックスは個性的なものもありますが、お下品な感じなものばかりです。別にそんな要素は楽器に求めていませんが、ただ素直な印象を述べたまでです。

 トランペットを眺めているだけで思わず惚れ惚れします(笑)しかしながら、オールドトランペットに見られる上質な造りは今では見る影もないですね。バックにしても、細部の仕上げなど、昔はえらい手間とコストをかけていたんだなと驚かされます。ちなみにトランペットの場合、抜き差し管のストッパーねじを一個外しただけでバランスが違ってきます。チューニングスライドの支柱を1本追加するとまったく別物になりますし、それぞれのモデルで造形の必然性みたいなものはありますね。

jazz bird

ライフワークはジャズ・トランペット。好きなトランぺッターはトム・ハレル、チェット・ベイカー、パオロ・フレス、市原ひかりさん、山本ヤマさんetc.夏の海が好き。

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