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トランペットの誘惑

トランペット
04 /12 2008
 トランペットという楽器は向いている人とそうでない人の身体的差異が確実に存在する。後者は吹けない、という訳ではないが、吹くためには前者よりも労苦が多い。

chet Baker

 例えば上の写真、チェット・ベイカーの口元を見ると、「苦労なくトランペットを吹ける」骨格だと言える。特徴的なのは上、下両唇の薄さと突き出た下顎。管楽器奏者の方なら、一度自分の横顔を写真に撮ってじっくり分析されることをお薦めする。日本人の方なら上唇が突き出ていて、顎は逆に引っ込んでいるタイプが多いと思う。実に、その日本人的特徴がトランペットを吹く上で障害となっているのだ。

 

 

 もっとも、だからと言ってトランペットを吹くことを諦めても仕方がない。試行錯誤は多々あるものの、今日よりは明日、明日一歩下がったとしても明後日は一歩半前進する気概で臨むだけだ。例えどんなにボロボロのライブの後でも、そこは一つ冷静に「何がいけなかったのか」、「改良の余地はないのか」を頑張って考える。すると必ず一つか二つは思い当たる節があって、翌日の練習でその部分にトライしてみる。そうしたトライ&エラーを繰り返していけば、徐々に薄皮の一枚ぐらいは剥けてくる筈だ。勿論ネットなどの奏法情報は毎日目を通す。「道具を選択する」のも情報の集積による結果である。

 

 

また、練習とは直接関係ないけど、「上手く吹いている」というイメージに集中することも或る意味ブレイクスルーのきっかけになり得るかも知れない。マイルスの吹いているイメージを自分と重ね合わせて、同一化させる、など。経験上、イメージによってもたらされる効果は人間の想像を絶するものがあるので、かなり有効ではないかと思う。必ず満足の行く演奏が出来る日が来ると確信して練習する以外にない。そんな日を信じて練習すると、見飽きた筈の自分の楽器が、今初めて触った楽器のように思えて新鮮だ。その日初めて音を出した瞬間に、何か奇跡が起こりそうな予感にとらわれる。日常でこんな思いができるだけでも、ジャズやって良かったと思える。

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jazz bird

ライフワークはジャズ・トランペット。好きなトランぺッターはトム・ハレル、チェット・ベイカー、パオロ・フレス、市原ひかりさん、山本ヤマさんetc.夏の海が好き。

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