スポンサーサイト

スポンサー広告
-- /-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

マイルスの反体制的な格好良さ

ジャズ
05 /23 2007
 NHKのマイルス特集も佳境に差し掛かり、昨夜はサイケデリック・マイルスまできた。来週で終了するそうだ。それにしても・・・マイルスの格好良さは尋常じゃない。


 これはもうむちゃくちゃ独断で反論もあろうが、やはりアーティストは反体制的じゃないとイカンと思う訳です。なんでかと言うとアートというのは精神の解放を武器に宇宙の普遍的な法則を勝ち取る、一種の闘争なんだから、社会の体制とは背反せざるを得ない宿命を負っていると思うからだ。タフじゃないとアーティストが務まらないのは、実にそうした重荷をしょっているからに他ならない。先日も飲みながら話しをしていたが、アーティストと呼ばれる人達が国家の褒章などを喜んで受け取る姿に違和感を覚える。個人の精神の自由を最も嫌う国家から栄誉を称えられて素直になれる人は、もはやアーティストとしての精神を失ってしまっていると言わざるを得ない。


 ジャズは人種差別の賜物、というのは事実だ。差別されたことに対する怒りのパワーが、ジャズの歴史を作ってきたと言っていい。だから、人種差別が沈静化する世の動きに比例して、ジャズは輝きを失っていった。50年代のは白人プレーヤーにしても「ジャズは黒人のもの」という劣等感みたいな意識があって、それ故に、白人ジャズのアイデンティティを熱心に追求していたんだと思う。「ざーけんじゃねえよ」「うるせぇんだよ」といった雰囲気がジャズマンからすっかり無くなってしまったのは寂しい。ジャズの世界だけじゃないけど。

 「ざーけんじゃねぇよ」と叫ぶ人はナンボでもいるんだけど、そのパワーを芸術へと昇華するプロセスに耐えることのできる人は少なくなった。短絡的に犯罪者になってしまうケースが多い。


 
「ワイト島のロックフェスティバルでマイルスが曲を訊かれた時何て言ったと思う?」
 「どうとでも呼びな」と言ったのさ!

 

「 So What(それがどーした)」の他にも必殺技があったとは驚きだ。「どうとでも呼びな」・・痺れる(笑)こんなセリフが絵になるミュージシャンはそうそう居ない。まぁ、セリフだけじゃないけど、ジャズから始まって常に変化し続けたマイルスについては、好き嫌いはともかく、アーティストだな、と思う。


 番組の中でびっくりしたのが突然登場した近藤等則。げー生きとったんかという驚きと、今でもフリー系を演ってる点。しかもビル・ラズウェルとだ。こっちも凄いインパクトを受けた。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

反体制とまではいかないが、反家庭とかは実践してます。これもJazz故ではないかと。

そもそも政府や世間が許してくれる音楽というものには、ろくなものが無いという現状のため、アーティストとしては反体制以外は考えられません。
私も密かにクレイジーな音楽を作っていますが、いつ陽の目をみることやら。
ちなみに私の一番好きなマイルスはOn the corner辺りか?

 そういう音楽って、死後陽の目をみるケースが多いかも。ジャズもすっかり体制的になってしまって、そもそも体制とか反体制とかの言葉すら死語になりつつあるな。

jazz bird

ライフワークはジャズ・トランペット。好きなトランぺッターはトム・ハレル、チェット・ベイカー、パオロ・フレス、市原ひかりさん、山本ヤマさんetc.夏の海が好き。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。