そういえば20年
楽器なんて4、5年毎日練習すれば、誰でもそれなりに巧くなるものだ(トランペットは案外そうでもないケースが多い・・)。とは思うけど、20年ジャズ・トランペットを続けてきた割には、まだまだ出来ないことの方が圧倒的に多く、それはそれで困ったものだ。
肉体的条件に恵まれた人間がきちんと指導を受ければ、3年ぐらいで巧く吹けるようになるだろう。ならば20年経てば・・。とはいっても20年間音楽一筋で過ごしてきた訳ではなく、普通に仕事もして、以前はほかにも多くの趣味に時間を費やしつつ過ぎた20年なので、まぁ出来ないことが多いのも当たり前かなと。
音楽が一番大切なのかといえば、それよりも家族の方が大切だろうし、必然的に健康なども音楽以上に大切な事項ではある。ただ自分にとって心地良いことの一つは音楽をすることであり、ジャズトランペットを吹く行為であることは間違いない。これは、ずいぶんと楽しい。ここ2年ぐらいで実践していることは、やりたくないことは極力やらない、考えない、ということ。他人に気を遣って余計なことはやらない。いたずらに気を遣っても、得るものなど何もないからだ。第一、それほど時間は無限じゃない。
今後、死ぬまでジャズトランペットを吹くのかと訊かれたら、100%「はい」とは言えないけど、現時点では、多分そうだろうな、とは思っている。自分ほどジャズトランペットを愛している人間はそうそう居ない筈だから。
その思いと技術が必ずしも比例しないのが残念だが、それはそれでいい。現時点で巧いかどうかはさほど問題ではなく、それこそ理想のプレイを目指して日々、粛々とジャズトランペッター道を邁進していくのみである。ゆっくりとしたペースながらも、少しづつ改良を加えながら上達しているんじゃないかと思う。そんな感じでいいんじゃないか。

