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ジョビン以前のブラジル音楽

ボサノバ&MPB
07 /13 2008
 ブラジル音楽といえばボサノバ、ボサノバといえばジョビン。ではジョビン以前のブラジル音楽はどうなのか。

 ブラジルにおいてはボサノバの全盛期は決して長い期間ではなかった。ジョアン・ジルベルトが最初のアルバム「シェガ・ヂ・サウダーヂ」を吹き込んだ1950年代後期から60年代半ばの約6~7年といったところだろう。ボサノバ以前のブラジル音楽はサンバ、ショーロなどが中心で、ボサノバはこれらの伝統音楽を洗練した形式だと言える。60年代半ば以降は、カエターノ・ヴェローゾらジルベルト・ジルらがトロピカリア・ムーブメントを興して、時代は一気にMPBへと傾いていく。

 

 

 ジョビン以前のブラジルの大作曲家といえば、サンバではノエル・ホーザとアリ・バホーゾ、ショーロではエイトル・ヴィラ・ロボスとビシンギーニャあたりが最もポピュラーだろう。私はサンバが好きなので、二人の曲が入っているアルバムにはついつい食指が動いてしまう。

 

 

 数年前ぐらいにブラジルのレコード会社の企画で、多くのソング・ブックが制作された時期があった。これは一人の作曲家のオリジナルを現在の第一線のブラジル・ミュージシャンが一曲づつ担当して吹き込む非常に贅沢な企画だった。ジョビンをはじめ、シコ・ブアルキ、カルロス・リラなど、さまざまな作曲家のソング・ブックが作られた。

 

 

 もちろんノエル・ホーザとアリ・バホーゾのソング・ブックもある。中でも特に気に入っているのが「ソングブック、ノエル」(Lumiar)。アリ・バホーゾが三巻からなる大作のソング・ブックであるの対して、ノエル・ホーザのものは一巻で完結。その分、より選び抜かれた名曲が並ぶ。参加ミュージシャンもジョビン、カエターノ、シコ・ブアルキ、ジャヴァン、カルロス・リラ、ホベルト・メネスカル、ガル・コスタ、マリア・ベターニャetc.と殆どオールスターの観を呈している。

 

 

NOEL.jpg

 

 

 しかしどの曲も美しくロマンティックでストーリー性があって、故に即興の素材としては難しいこと(笑)こうしてみるとジョビンの曲がいかに洗練されていて現代的かというのが解る。だからこそ何だかんだ言って即興しやすく、ジャズシーンを通じて世界的に普及していったのだろう。逆に、あえてこのあたりの曲やMPBの渋い曲を採り上げると、演奏するバンドが少ないだけに面白そうではある。


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jazz bird

ライフワークはジャズ・トランペット。好きなトランぺッターはトム・ハレル、チェット・ベイカー、パオロ・フレス、市原ひかりさん、山本ヤマさんetc.夏の海が好き。

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