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マウスピースについて

トランペット
08 /29 2016
今年の3月のことです。

仕事の無理もたたって5日間熱を出して寝込み、その次の週に久々のライブに出演しました。立っていてもしんどかったので、まして楽器を吹くなんて、という状態でしたが、それでもキャンセルする訳にもいかず、予定通り演奏しました。そこでなぜか、マウスピースをトランペットがバックの7B、フリューゲルがヤマハのレギュラー・モデルの11番を選択してしまって・・これ地獄の選択でしょう(笑)「私が扱えるはずのない」セッティングでライブに臨み、結果は当然の如く、個人史上でも屈指のひどい出来となりました

問題は、そこで何でこのような突拍子もないマウスピースを選択したのか、ということです。演奏の出来のひどさもさることながら、その結果をもたらす一因となったマウスピースの選択ミスが生じたのか。20年以上もトランペットを吹いてきて、このような根幹に関わるミスが何故生じたのか―。体力面の不安から弱気になり、その結果、内径の小さなマウスピースを求めたのだと思います。






もちろん、内径が小さければ「吹くのが楽」という気がするだけで、仮に自分の唇や歯のつくりに、それらのサイズのマウスピースを使える条件が整っていれば、確かに小さいから楽なんでしょう。しかし、現実は使えない。自分の唇や歯に合ったリム形状、内径のマウスピースで最小のものを使う鉄則を踏み越えて、情緒的に「楽そうに見える」ものに傾いてしまった。使える、というのは唇を閉じた際に赤い部分以外の皮膚の部分を結ぶ長さがマウスピース内径に収まることが絶対的な条件だと思います。私のように唇が薄いとはいえない日本人タイプの顔の人は、特にこの点を考慮しないと、吹くこと自体が困難になるのではないでしょうか。バック7B、ヤマハ11番では私の場合、たちまち粘膜奏法に陥るサイズなのです。今さら、そうした単純なミスをしてしまったことがショックでした。

いつも思うのですが、バックも1番から始まって20番とか、さまざまなサイズ、形状のマウスピースを用意しています。しかし、1Cと5C、6Cでは、同じCであってもまったくカップの深さとかリム形状が違います。単に、1Cを縮小したのが5C、6Cとはならない。飽くまでも、プレーヤーのシグネイチュア・モデルが各サイズに割り振られて定番化した、というところではないでしょうか。当然、外国人の骨格を前提とした造りになっているはずです。私の場合、前歯2本がやや突き出しているため、「えぐり」がなくリムからカップぬすとんと落ちているマウスピースは、きちんと使うことができません。現在、仕方なく使っているヤマハ14番がそのような仕様です。吹いていると、突き出した前歯に押された唇がどうしてもカップ内に引っ掛かってしまうのです。だから、実際の大きさ以上にカップ内が小さく、唇の動きが不自由に感じてしまいます。

さすがに7番とか11番は、今後、間違っても本番で使おうとは思いませんが、今のまま14番の定番品でいいかというと、まったくそうではなく、やはり何らかの対応策が必要となってきます。

その点で、ふとしたきっかけで、中川喜弘さんご本人とコンタクトでき、幸いなことに、マウスピースについてお話をうかがうことができました。

「14番はどうでしょうか?」

当初、中川さんは「フリューゲルのマウスピースは深いから、ことさらえぐりを入れなくても唇がカップ内に接することはない」との見解でしたが、実際に14番を手にしていただくと、「これは日本人では吹きにくいでしょうね」と言われました。「やはり」と思いましたね。そこで、14番を改造してえぐりを入れてみると言われました。その結果を伝えて下さるとのことで、現在結果待ちです。近々、このことも報告できればと考えています。





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jazz bird

ライフワークはジャズ・トランペット。好きなトランぺッターはトム・ハレル、チェット・ベイカー、パオロ・フレス、市原ひかりさん、山本ヤマさんetc.夏の海が好き。

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